東海地震
左の図は日本共産党のホームページから
私は、選挙中に54基もの原発が日本列島に立地されている実態を示したパネルを街頭宣伝でみなさんに示していました。そして、東海地震のど真ん中にある浜岡原発はただちに停止をと呼びかけていました。ですから、首相が浜岡原発の停止を要請した時には、国民の声が届いた!と実感しました。
東海地震の発生の多様なパターンが明らかになっていますので、しんぶん赤旗から紹介します。
(1)東南海地震(最大M8・5程度)や南海地震(同)と連動する場合。震源域は、駿河湾から四国沖までの広い領域になります。3地震が連動する場合、全壊は90万棟、死者2万人という国内最悪級の被害が予測されています。1707年の宝永地震、1854年の安政地震では、3地震が連動しました。
(2)富士川河口断層帯(M8程度)との連動する場合。同断層帯は、日本の活断層のなかで最大級の活動度。政府の地震調査研究推進本部は「連動して活動する可能性がある」と指摘しています。
(3)千数百年に1回の割合で発生する、想定東海地震とは別タイプの地震。浜岡原発の数キロメートルの直近で、東海地震の数倍の隆起を引き起こす地震が、1000~1500年周期で繰り返された痕跡が見つかっています。
以上のような状況からみて、津波対策で建屋屋上に発電機を設置するなどと対症療法で運転を続けることは許されません。
浜岡原発は、東海地方から四国地方の沖合の海底にある南海トラフ(海溝)沿いに発生するマグニチュード(M)8級の巨大地震、東海地震の震源域の真上に立地します。地震学者から「そもそもつくるべきではなかった原発」と指摘されているように、世界にも例のない異常な立地です。
東海地震が発生すれば、浜岡原発が立地する御前崎市の震度は6強以上と予想され、地震発生とともに津波に襲われるとみられています。