基礎研究の大切さ証明
ー日本人で初めてノーベル生理学・医学賞を受賞した利根川進さん(米マサチューセッツ工科大学教授)の話ー今日9日付けのしんぶん赤旗の記事から
「山中先生のiPS細胞の研究はもともと、基礎研究における傑出した独創的な発見から始まっている。社会に役立つ技術の開発には、基礎研究がいかに大切かということを証明した点からも大変うれしく思う。」
以前、ノーベル物理学賞を受賞された益川先生が、「日本の基礎科学への研究費配分が不十分」「限られた資源のなかで、役に立つ科学・分かりやすい科学・大学の外で市場原理のもとで成り立つ科学などが研究費の餌場として雪崩れ込んでいる」と指摘し「大学の基礎科学が危ない」と警鐘を鳴らされていることが注目を集めましたが、現場にいる方々の実感なのでしょうね。
ところで、山中先生のノーベル賞受賞のニュースの前である10月5日のNHKのWEBニュースで、iPS細胞についてとりあげていましたが、先見性ありましたね。
ただこの細胞を発見した山中先生の名前は載っていましたが、写真は無く、代わりに慶応義塾大学の先生の写真が出ていました。ノーベル賞とまでは思っていなかった?