上瀬谷米軍基地跡地であり旧日本海軍の基地跡地でもある上瀬谷で、砲弾が2発見つかった。
埋蔵文化財包蔵地での試掘調査と本格調査でである。
1つ目の砲弾が発見された10月18日から12月7日までは、磁気探知機での調査をしないで発掘作業がされていたことが、今日の都市整備局審査で明らかになった。
1発目の砲弾が見つかってから、発掘作業を止めていたのかと質問すると、発掘調査は続けていたと。
2発目の砲弾は、12月8日以降の磁気探知機を使用しての発掘調査で発見された。
どちらも、旧日本海軍基地跡地から出てきたということだ。自衛隊が持ち帰っている。
長さ約44センチで太さ約10センチ。
信管がないので爆発の危険はないということが報告されたが、今後見つからないとも言えないし、どれもが爆発の危険性が無いとは限らない。
不動産事業をされているという議員が、本日の質問で、こうしたことはかなり多い。令和3年にはそのうちの2~3割は沖縄だが全国で1000発の不発弾が出てきたと発言されていた。
その認識が大事だと思う。
教育委員会も都市整備局も安全に注意して発掘を行っていたと言っていたが、磁気探知機も使わず、発掘作業を止めることもなくで、その「安全に調査」は、気持ちで気を付けていたにすぎない。
人の命がかかっているという緊張感が無い事は問題だ。
今後は、旧日本軍跡地は、全て探知機を使って調査しながら掘削を行い、その後の掘削作業は全て探知機調査を行って作業を行うとの答弁がされた。
今は、埋蔵文化財の試掘調査は終わり、本格調査に入っているということだ。
花博スケジュールありきで、拙速に進めているとしたらこれも問題だ。世界から人を集めようとしているのだから、それこそ安全に万全を期してすべきだ。
自衛隊に、旧海軍の資料を提示してもらうなど、戦後処理の在り方の調査が必要だと思う。
記者発表を、現段階では行わないという。