全国から石巻に届けられた救援物資を、被災者の方々に届ける「お届け隊」が今回の活動の中心でした。
お米はそれこそ、九州から北海道まで全国各地から届けられています。
まずは、仕分けから始まります。米を小分けにし、野菜のセットくだものなど、渡しやすくします。
また、送られてきている衣類も色々ですが、暑くなってきたので山のような物資の中からTシャツを何十枚と探し出しました。子どもや女性用の新品の下着などの衣類が求められています。
トイレットペーパー、綿棒、おむつ等などの日用品まで、仕分けが終わったらトラックとライトバンに積み込みます。
着いたら、ハンドマイクで救援物資のお届けに伺ったことを言ってまわります。
左の写真の地域は、午前中伺いました。海からそう遠く離れてはいない地域ですが、家には洗濯物が干してあり、ここにくらしていらっしゃることが分かりました。しかし、出て来られたのは数軒でした。
もう一箇所にも伺いましたが、同じようでした。住民の方が、「このあたりはたくさん亡くなっています。私は家の二階に避難し、水が引かないので3日間救援はなく、冷蔵庫の中のものを家族や近所の人にあげたりしていたんですよ」と。別の方は、「妻が足が悪いので、家は残っても一階ではくらせないので、避難所暮らしです。今日は、ものを取りに家に帰ったところです。私は4日間何も食べないで、救援を待ちました」どなたも、生死を分けた後も、救援が届かなかった大変さを話されました。