私たちは港南区内での放射線量測定にも取り組みましたが、福島原発事故の収束はめどが全くたたず、日々不安だけが広がっています。
特に子どもさんや、妊婦さんが安心できる環境なのかどうかが重要です。
7月29日、日本共産党港南区委員会として、福島第一原子力発電所の事故による放射能汚染に対する、横浜市及び港南区の対処のあり方についての要望を、林横浜市長と大貫港南区長に行ないました。
要望書を提出し、回答は文書でと要望しました。要望全文は以下です。
福島第一原子力発電所事故に係る放射線への対処についての申し入れ
2011年7月29日
横浜市長 林 文子 様
港南区長 大貫 一幸 様
日頃より市民の暮らしの向上にと努めておられることに、心より敬意を申し上げます。さて東京電力福島第一原子力発電所事故による放射性物質流出が止まらない中、また食物汚染への拡大が起こっている中、市民の放射能汚染について不安の声はますます強くなっています。市は放射線量測定に取り組んでいますが、市民の不安を解消するには、十分といえません。そこで、次の点を申し入れます。
記
1. 港南区内での地表近くの大気や給食食材についても放射線量の測定が行なわれていますが、市民への広報の仕方を工夫してください。インターネットで見られない市民の要望にも応えるものとなるよう、地区センター・測定した公園の入り口・学校の正門近くなどのよく見える場所に掲示してください。
2. 測定は一回で終わらず、定期的に測定し、その結果を随時掲示してください。
3. 学校や公園などの測定箇所については、雨水がたまりそうな場所、放射線量が多いと予想される箇所など細かく点検して決めてください。
4. 基準以上の放射線量が測定された場合の対処方法を策定し、市民に事前に知らせてください。
5. 学校給食については、食材の放射線量を全て測定し公表してください。子ども達が口にすることがないように全力をあげてください。
6. 農地の線量測定を行ってください。
7. 市民が、測定したいと思う場所があれば、その場所の測定を実施してください。
8. 市民が、簡単に測定できるよう、器具の貸し出しを行なってください。
日本共産港南区委員会委員長 みわ智恵美
045-844-3635 045-841-8975