アスベスト被害の根絶と被害者の全面救済を求め公正な裁判の判決を求める運動を進めていく為に「建設アスベスト訴訟を支援する神奈川の会」結成総会が、2月4日(火)開港記念会館ホールで開かれ私も参加した。
私は、県議の時に、県立高校の建設に関わった労働者から、建設に使われた建設資材の資料が必要という要請を受けた経験がある。
その時、その県立高校は既に廃校となっていた。建設に関わった学校が廃校となるまでもの時間経過があって病気を発症するという状況を実感した。働く人の身体を蝕む間に何十年も経過し、その責任が曖昧にされる事もある危険性を感じた。
建設アスベスト訴訟は今、東京高等裁判所に裁判の場所が映っている。2012年横浜地方裁判所では、原告らの命をかけた訴えに不当判決が言い渡された。
アスベストは奇跡の鉱物と言われていたが、吸い込む事により悲惨な疾患を引き起こす悪魔の鉱物である。
国も製造企業もその致命的な危険性について数十年も前から知っておきながら、何の対策も講じる事無く、建設従事者の命と企業の利益、経済効率性を天秤にかけて、労働者の命を私たちの命を犠牲にしました。
私が県立高校の建設資材資料に関わった労働者は、労災は勝ち取る事ができたが既に亡くなられた。
横浜地裁判決を受けた原告そして遺族の無念さと怒りを思うと苦しくなる。
この事実を多くのみなさんに分かっていただきたい。原告のみなさんは、東京高裁での全面的な勝利判決で、国と企業の責任で、建設アスベスト被害者の全面救済・補償基金制度と抜本的な予防施策の確立を求めている。
ご支援よろしくお願いします。