上郷・瀬上沢開発都市計画公聴会の報告を置き去りにしておりました。
続きを報告します。
栄区桜井小学校で開かれた公聴会では、明確に開発反対という主旨での発言は、3名でした。
道路問題から開発の問題を告発される方、自然環境・歴史遺産保全の立場からの発言をされる方、そして大都市横浜が未来のために今残せるものの重要性を語り、横浜市が責任を持って地権者の方々には応えるよう求める方でした。
また、地震による危険性を指摘された方は、深田地域の盛り土が今でも14mもされており、さらに盛り土をして住宅地を造成することは液状化など、予想される大地震との関係で環境アセスを実施することを求めていました。
地権者による開発促進の意見に対して,拍手が起こります。しかし、体育館におかれた椅子の大部分は、スーツ姿などのサラリーマン風の男性で占められていましたが、彼らからの拍手はありません。じっと様子を見守るという感じでした。
彼らは公聴会が終了すると、港南台駅方面にぞろぞろと帰っていきました。
何か、個人の地権者と緑を守って欲しいという人たちが同じ住民でありなから対立するような雰囲気がさらに助長されていました。
横浜市は、2008年7月、温室効果ガス排出量の大幅削減等より「低炭素社会」への転換を進め、国際社会を先導していく「環境モデル都市」として、政府から選定されました。
今回の東急建設の提案を認めれば全国の市街化調整区域の乱開発を促進する働きをしてしまいます。この動きに歯止めをかけるためにも「環境モデル都市」にふさわしくきっぱりと上郷開発を却下するべきです。