8日の第1日目では議案関連質問が行われ、宇佐美さやか議員(神奈川区選出)が議案関連で質問。
横浜市は、横浜マリンタワーの新しい運営事業者の選定手続きに入っている。
2009年よりマリンタワーを運営しているリスト株式会社と本市との契約が2年後に切れるため、次の事業者を選定する委員会を設置する議案が審議されている。
市自らが事業を総括しないで、運営基準を決められるのだろうか。
本市は、次の選定に向けて、民間企業からアイデア等を聞く「サウンディング型市場調査」という手続きに入っている。
しかし、本市自身は、この8年間の運営について総括をしていない。
宇佐美議員は、「もっとも適切な事業者を選定するためには、本市自らこの間の振り返りと検証を行い、今後の(マリンタワー運営の)基本構想を定める必要がある」と指摘。
選定当初の提案と違う
私も、現地マリンタワーに行って、調査した。
高いところは弱いのだが、登ってみた。なかなか、いい景色。遠くまで見える!
さて、8年前に市が設置した事業者選定委員会は、「FMヨコハマサテライトスタジオを1階フロアに儲け、2階は観光交流ゾーンにする」という株式会社リストの提案を高く評価し、選定したが、マリンタワーにFMヨコハマのスタジオは、いまも設置されていない。
2階の観光交流ゾーンとされてた場所にも行った。
寄贈されたピアノと施設・イベント案内チラシ用のラック2台、12分間の横浜開港の歴史映像を流すテレビ1台があるだけ。
観光案内をおこなうNPO法人が入り、案内はしっかりと行われているが、最初から入っていたわけではなく、東日本大震災を契機に他から移動してきている。
選定委員会にチェック機能を
以上の状況だけでも、次の選定委員会には、業者を選定するだけで終わりではなく、選定した事業者が提案した内容をしっかりと履行しているのかチェックする役割を担わせることが必要である。
本会議での質問で、林市長は、運営事業者は、「毎年度の運営報告書を本市に提出しており、しっかり把握している」「提案書の内容の目的については概ね達成されている」と答弁した。
あれだけの報告書で、しっかり把握と言えるとは・・・。
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