基地対策特別委員会の議員団としての調査で長崎県に入った。
27日は、佐世保湾にある米軍基地が一部返還されるまでの状況などを、長崎平和委員会の事務局長富塚さんから伺った。
思いやり予算が思いっきり使われていること
佐世保湾は、水深が深く天然の良港である。
その、80.5%が米軍への提供水域となっている。つまり、市民が制限無く活用できるのは19.5%でしかない。
赤く塗られているのが米軍基地、海の部分で青く濃淡で塗られているのは、制限水域。
こんなに不自由な事態がずっと続き、さらに拡大されてきている。
佐世保港にある神港区は佐世保重工業(SSK)のものだったが、これを戦後に米軍が接収し、SSKは、ここを使わせてもらうのに年間5000万円も支払っている❗
それだけでも理不尽なのに、SSKが使用している岸壁を、米軍が使うとなると、SSKの仕事は中断を余儀なくされてしまう。
そうなると、仕事は中断するは、従業員は休ませることになり、損害が出てくる。
この事態の中で、どう解決が図られたか。
ここで登場するのが「思いやり予算」だ。
つづく。