「赤ひげ」の舞台を観た後、「いはじんじゅつって何?」と問われたので、「何だと思う?」と問い返しましたら、「神業ってこと?」カミワザとは、、、、。
「『仁術』というのは、医療の技術もさることながら、まず愛をもって患者さんと接する事だと思う。思いやりとか、心から治るためにと取り組む姿勢の事だと思う」と話しました。
初めて聞いたそうです。もう死語かしら?と尋ねると、20代は知らないと思う、死語じゃないかなあということですが、いかがでしょう。
「赤ひげ」のなかでは、腕の悪い医者や、口先だけうまいことを言ってやたらに高い診療費を請求する医者が、便利な言葉として「医は仁術」なんてことを言うのだと言っていました。
そう言われるとよけいに何のことかしらと思いますね。
先日は、「秋の陽はつるべ落とし」と言うからねと病院で話していましたら、若い職員の方が「つるべって言うんですか?」と、鶴瓶さんのことを指して「陽が早く暮れる事」を表していると思ったそうです。
いやはや、「つるべ」さんごめんなさい。
赤ひげの舞台に「つるべ」出てきましたが、若い観客のみなさんは、何のことかわかったのでしょうか。
それとも、私の周りの若い人が知らないだけでしょうか。