9月3日の局所豪雨により浸水被害が発生した、港南区日野川周辺、芹谷川周辺下永谷地域を主とした事前対策が実施される。
被災現場に何度も行かせていただき、環境創造局担当の河治議員と調査してきた。
私たちは、この二つの準用河川周辺で起こった浸水被害を、今回の議会質問で取り上げ、一刻も早く二度と浸水被害が起こらないようにと対策を求めた。
今回、台風19号への対応で、道路局・環境創造局と港南土木事務所が一体となった取り組みが明らかとなった。
準用河川日野川は現在河川改修中。
そこで、9月3日以降にすでに、①河川未改修区間の除草。
②排水能力を高めるための暫定排水ポンプの設置。
を対応済み。
事前対策等の文書をこちらに掲載する。
今回の新たな取り組みは
日野川流域
(1)台風接近時に監督員(土木事務所職員)が現場事務所に常駐。また、局職員も現場へ派遣し、排水ポンプの運転、河川水位等の監視や周辺住民に対する注意喚起等を実施。
排水ポンプ(今日現在)
ここで水を吸い上げる。
下流方向に、吸い上げた水を送る。
こちらの、改修工事が完了している下流方向に、水を吐き出す。
この工事現場に、職員を配置するということだ。
(2)浸水した周辺住民の方々等へ事前に土のうを配布。
(3)河道断面を拡幅し流下能力を高めるため、暫定的に河道内の掘削を実施。
芹谷川流域
(赤い矢印は河川監視カメラ「永谷人道橋」)http://mizubousaiyokohama.jp/camera_syousai.cgi?point_code=546612
この右側のフェンスに沿って、20メートルに亘って、高さ50~60センチの仮設の護岸が急遽設置された。
(1)溢水した(川の水があふれ出た)か所の護岸の暫定かさ上げ(仮説設置)。50~60センチの高さで、20メートルに亘ってかさ上げ。
(2)土のう配布準備
(3)すでに設置してある排水ポンプの運転等のため、台風接近時に現場に土木事務所職員配備。
この排水ポンプを動かすには、現在は手動式。
全市的に、未改修区間のある河川や、過去に浸水被害が発生した地区のある土木事務所とは、特に連絡体制を強化。
との対策がとられた。
横浜市が責任を持つ準用河川の改修や、準用河川での溢水を防ぐ対策を求めてきたので、これらの改善点が図られたことを大いに評価するものではあるが、土木事務所職員や局職員の安全対策をしっかりとっての取り組みとしてもらいたい。
台風19号は、これまでにない、超大型ということである。命がけで、ポンプの運転をすることはあってはならないと思う。十分な安全に対する注意を払っての取り組みとしていただきたい。