みわ智恵美

三輪 ちえみ
日本共産党横浜市会議員
駆けある記

交通基盤整備について-長崎県 報告①(常任委員会行政視察11月5日(火))

2019年11月7日

横浜市会建築・都市整備・道路委員会視察初日、長崎県議会会議室を会場に、長崎県の担当部局から長崎県の道路行政「交通基盤整備について」説明を受けた。

まずは、道路建設課から「長崎県の道路整備について」。

長崎県の地域特性について説明があった。日本本土の最西端に位置する長崎県は、県土の大部分が海と接し、陸路は隣接する佐賀県に限定されている。

また、他県との結びつきは、福岡県が第一位ということで、

道づくりの基本方針は、規格の高い道路(高規格幹線道路・地域高規格道路)を重点的に整備することと、生活に密着した道路の整備・維持管理が重要で、計画的に推進するということだが、

その中で、人の行き来も物流の流れも大きい福岡県とのアクセスをさらに強化することが重点化されている。

 

西九州自動車道の整備効果として、移動時間短縮による観光振興・輸送強化による農水産業の振興・地域間の連携強化が挙げられている。その実際の効果が判明するのは、出来上がってからのこととなるわけだが、所要時間の比較を見ると、道路ができることへの期待も分かるが、費用の面で見合うのだろうかこれからの課題となる。

世界遺産が多くある長崎の魅力を生かした観光地への誘客が期待されているのであろう。

地域高規格道路についても「新たな観光周遊ルートの形成促進」とされている。観光地が、海岸線に沿って、また離島にも存在している長崎ならではの取り組みである。農業産出額の2.5倍、漁業・養殖生産額の3.8倍を占める観光消費額に期待が寄せられるのは当然であろうが、この地域高規格道路から、観光地への直接のアクセスにも課題が残されていると思う。


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