横浜市立南高等学校が中等教育学校になり、南高(なんこうと南高等学校は呼ばれている)としては事実上の廃校になるという事態を受けて、6月5日、南高を守る会が誕生した。
南高の卒業生、保護者、市民が一緒になって、南高を中等教育学校にする計画の白紙撤回を市長と教育委員会に求める署名を集めることに。
生徒にも、保護者にも、地域住民にも、説明も無く意見を聞くことも無く、新聞報道で突然知らされるという事態の異常さはどうだろう。
「何で、南高なの?」「知らなかった!」「変える必要がどこに有るのか、まったく理解できない」と怒りの声が上がっている。
一部の人は知らされていたかもしれないが、ほとんどの市民は4月27日の新聞報道で知らされた。私も同じ。
何しろ、28日の教育委員会で、田村教育長ご自身が、「今まで水面下での調整でしたので、突然耳にされた方は驚かれて、いかがなるものかと私の耳にも入っておりますので」と発言している。
PTAの役員でさえ、知らされたのは新聞報道の数日前。
ご存知だった方は、水面下に居たということになる。
「守る会」に参加の皆さんは、「今の南高で、在校生も卒業生も保護者も、またこれから南高に入りたいと願う子どもたちも、南高が好き、今の南高を高校ではなく中等教育学校に変えなければならない理由はどこにも無い」と、教育委員会のやり方に怒りを覚えているのだ。