横浜市会本会議場で答弁に立つ山中竹春市長
「カジノよりコロナ対策、市民の声を聞く横浜市政を」をと、市民と日本共産党、立憲民主党、社会民主党、みどりの党、新社会党が押し上げ、山中竹春新市長が誕生した。
にわかにカジノ反対を表明した小此木前大臣を自民党市議36人中30人と公明党市議全員の合計46人が応援したが山中氏に18万票の差をつけられて敗北。
議会では山中氏を応援した立国フォーラムと日本共産党で29名。
山中新市政の船出が厳しいことは議員の数でみれば歴然である。
議会で、自民党公明党は市長への正面からの対決姿勢を示している。
山中市長は本会議場での第一声でカジノ誘致撤回宣言を行った。
そして、3つのゼロとして「こどもの医療費ゼロ」「敬老パス自己負担ゼロ」「出産費用ゼロ」の実現をめざすことも明確に述べた。
この3つのゼロには自公から財源はどうするとの質問が繰り返され、「バラマキだ」との野次が、市長の答弁中にも飛んだ。
みんなで食べられる全員制の中学校給食へ「実施に向けてスピード感をもって取り組みたい」との市長の表明に、これまでは「場所もお金もない」と冷たく言い放っていた教育長は、「実施スケジュールについて検討を進めていく」との答弁。
市長が変わればこうも変わることを実感。
しかし、自公は中学校給食について、「ハマ弁給食は議論の末で結論をみた」もの、「すすめるなら学校の統廃合」でもしなければ場所はないなどと攻撃を繰り返している。
加えて、林・アベ・スガ市政が残した問題も新市長は問われる。
旧上瀬谷基地のテーマパークや旧市庁舎売却問題などなど。
市民の願い実現には、多くの市民の応援がどうしても必要だ。
是非とも議会傍聴をお願いしたい。応援メッセージも大事。
市民の声を聞き、市民への説明責任を果たしてひとつひとつ取り組まなければならない。
私たち日本共産党の責任は大きいと考えている。21.10.3