私は、1999年に県議会議員に当選後、県の環境審議会の委員にも選任され、神奈川県土の40%が森林である事を知り、県産材の活用や、水源確保のために山の荒廃を防ぐこと等を学び、取り組んできた。
それ以降、市会議員となっても命の水を守る山や森を守ること、土砂災害を防ぐためにも山を活かす県産材を活用することを政治信条として持っている。間伐材の活用にも大いに関心がある。
そんな思いがある中で、東日本大震災の時には、東北地方の仮設住宅はその地にある木材でできないものかと思っていたが、実際に岩手県などの事例で知り、感動したことを覚えている。
今日は、横浜市庁舎の1階アトリウムで「地域の工務店が建てる木造応急仮設住宅を見てみよう」が開催されていたので、見に行かせていただいた。
(一般)全国木造建築事業協会と神奈川県協会で実施されている。期間は明日8月21日(月)まで。親子木工教室「マイ箸づくり」も実施中。
「全木協」の取り組みが展示されていたので紹介させていただく。
全木協は東日本大震災をきっかけに設立された協会と知った。
福島県を中心に約1000戸の応急仮設住宅を建設。豪雪地帯では、断熱対策などの対応を実施されている。
東日本大震災遺構・伝承館の紹介がされていた。
私も、2011年の東日本大震災では、石巻や女川等の現地への視察や、ボランティアに参加もしてきたので、感慨深く見させていただいた。
また、2016年11月には熊本地震後に視察に行き、被害に遭われた益城町や南阿蘇村等にも行っていたので、その後の復興も見れてよかった。
当時西原村の仮設住宅を見学させていただいたが、302戸のうち50戸が木造仮設で、見せていただいたことを思い出した。
日本共産党市議団、熊本地震の被災地を視察 こんにちは2016年11月23日
県産材の杉を使っている住宅が、建てられていた。木の香がする。
プレハブの仮設住宅はそもそも2年間の使用というものときいた。木造でつくった応急仮設は、その後は、市営住宅として活用できるように、基礎からしっかりと作っていくことが考えられているということだ。実際、東北では、基礎をコンクリートのべた基礎にして活用されているとのことだ。
仮設住宅の街並み模型。温かみを感じる。