2022年の決算審査で、10月6日にはこども青少年局の審査を行いました。
初めに小学生の放課後についてです。横浜市は学童保育(放課後児童クラブ)も放課後キッズも、すべての子どもが安全で豊かに放課後を過ごすことができる場としていく必要があると位置付けています。
しかし、初めて小学校に子どもを入学させる保護者の方に情報がきちんと届いているのでしょうか。
保育園選びサイト「えんさがしサポート★よこはま保育」のように、スマホからでもサクサク「小学生の放課後さがし」などの取り組みが必要なので、立ち上げることを求めました。
また、学童保育(放課後児童クラブ)と放課後キッズクラブについてでは、登録区分と料金について、放課後キッズは19時までで月5,000円。学童保育(放課後児童クラブ)は同じく19時までで市平均月17,000円。3倍以上ですから、所得の低い若年世代からすれば、内容の前に利用料金で選択しがちではないでしょうか。
小学生が二人いるとなれば負担はさらに大きくなります。保育が必な子どもとして就学前は、保育料等が無料、二人目なら減免などと施策があります。
男女とも当然働き続ける社会であるはずなのに、小学校に入ると分からない格差がある事態です。
さらに、学童保育(放課後児童クラブ)は、経済的負担が大きい上に、決算年度の前年に行われた「放課後健全育成事業の質の向上に向けたアンケート」では、「事業を実施するにあたって、特に現場スタッフや保護者の事務負担が大きい」が半数を超えています。
今年出された議会への請願は、横浜市に学童保育(放課後児童クラブ)の施策を充実させるよう求めています。
横浜市会ではこれを全会一致で採択しました。
経済的負担の格差なく、保護者が学童保育(放課後児童クラブ)と放課後キッズを選択できるように横浜市も国へ放課後児童健全育成事業に対する要請を行っています。
学童保育(放課後児童クラブ)の指導員の方々が継続して働けるようにとの声を繰り返し私も聞いています。
国の動きが遅い部分はこれまでも市が力を尽くされていますが、改めて、すべての子どもの安心・安全で豊かな放課後の居場所づくりへの決意を求めました。
市は、独自予算をこれまでにも様々に出していること、これからも施策の推進に努めるとし、国へ要望していくと述べました。
私は、学童保育(放課後児童クラブ)や放課後キッズクラブが、より一層豊かで安心・安全の放課後の場となるよう、実態を踏まえ、切実な声を届け取組んでまいります。
皆さんの声をお寄せください。