79年前の今日8月6日、広島に原爆が投下された。
そして、9日には長崎に。
人間らしく死ぬことさえも許されなかった被爆の実相を目の当たりにした被爆者。
受けた核の影響は、今度はその命の火が消えるまで、また、次の世代への影響におびえ続ける。
(広島市民球場があった頃の原爆ドーム)
二度と誰にもこの苦しみをあじあわせたくないと、思い出すのも苦しいその実相を、世界で語り続けてきた被爆者。
その壮絶な苦しみと、その願いに寄り添った世界の人々の行動が、核兵器禁止条約を生み、国連で採択され、発効した。
今や核兵器は、国際法上の絶対悪である。
(核兵器禁止条約への署名・批准を日本政府にもとめる日本共産党のアピール)
日本政府に、目を覚まし、核の傘から抜け出し、核兵器廃絶の先頭に立て!と呼びかけた、今日開催の「広島平和記念式典」で、発信された言葉を紹介したい。
広島市長は今日の「平和宣言」で、
核兵器のない世界の実現に向けた現実的な取組として、
まずは来年3月に開催される核兵器禁止条約の第3回締約国会議にオブザーバー参加し、
一刻も早く締約国となっていただきたい。
と求めた。
こども代表は「平和への誓い」で
願うだけでは、平和はおとずれません。
さあ、ヒロシマを共に学び、感じましょう。
平和記念資料館を見学し、被爆者の言葉に触れてください。
そして、家族や友達と平和の尊さや命の重みについて語り合いましょう。
世界を変える平和への一歩を今、踏み出します。
と、今も戦火が絶えない世界の戦争に思いをはせ呼びかけた。
広島県知事は
人類が発明してかつて使われなかった兵器はない。
禁止された化学兵器も引き続き使われている。
核兵器も、それが存在する限り必ずいつか再び使われることになるでしょう。
私たちは、真の現実主義者にならなければなりません。
核廃絶は遠くに掲げる理想ではないのです。
今、必死に取り組まなければならない、人類存続に関わる差し迫った現実の問題です。
と、私たち全員に向けた。
国連のグテーレス事務総長の言葉は中満泉国連事務次長が代読した。
「核戦争に勝者はなく 決してその戦いはしてはならない」ということ。
一つ一つの言葉をかみしめ、日本政府よ、核兵器禁止条約の早期締約国にと決断を求める。
(神奈川東駅前で、はたの君枝さんとあさか由香さん、8月6日)
※青字の言葉は、テレビ視聴しながら記録したものです。