ウオール・ストリート・ジャーナル日本版によりますと、米原子力規制委員会(NRC)は7日、最近の連邦控訴裁判所の判決で提起された使用済み核燃料政策の問題への対応ができるまで、原子力発電所建設の認可手続きを停止すると発表したということです。
米国の使用済み核燃料の恒久的な処理場を見いだせないでいることが原子力エネルギー拡大を阻害していることを示しているということです。
日本ではまさに行き場の無い使用済み核燃料は、原子炉建屋内のプールに保管され冷やし続けられていたことが、福島原発の事故で明らかになりました。
原発を動かせば動かすほど、処理できない行き場の無い放射性廃棄物がどんどんたまっていくだけです。この事を考えただけでも、原発からの速やかな撤退を決断する事が政治の責任となっています。