この夏の8月6日、広島の原爆死没者祈念式典に参列した日、夜、原水爆禁止世界大会に参加した友人を誘い、世界遺産厳島神社の夜景を見ようと宮島に行きました。
米軍機の低空飛行訓練が行なわれている様を、世界遺産に向かってくるようだ、オスプレイNOと言えないアメリカにもの言えない政府の姿をなさけないと宮島の住職さんが告発されていました。
その怒りの現場に立ちたいと思いました。
宮島は、米軍の海兵隊の輸送機オスプレイが陸揚げされている米軍の岩国基地からわずか8キロメートルの位置にあります。
広島の夏の夕暮れは遅く5時前に滑り込んだ回廊がこの明るさです。
回廊側から大鳥居を撮影しました。
蒸し暑い瀬戸内海の夏の夕暮れです。
いつまでも太陽が照りつけていてなかなかライトアップを実感できません。
島内を散策し、夕食もすませて何とか西の空が、夕焼け色に染って来ました。今夜の満潮は午後10時頃のようで、この時間では鳥居は砂浜に建っています。鳥居の左手にまっすぐ行く方向に岩国基地があります。
朱色の鳥居や回廊が夕闇に浮かび上がるのをやっと、やっと見ることができました。
携帯のカメラなので暗くなると感度が悪いですが何とか撮影。
真っ黒い原始林に浮かぶ朱色の鳥居は、平和を祈っているようでした。