衆議院議員のはたの君枝さんと、上大岡駅の安全対策向上のためにとプラットホームの調査を行いました。
横浜市営地下鉄のように、駅のプラットホームにホームドアを設置することは、視覚障害をお持ちの方がたからの強い要望でもありますが、高齢者や、小さな子どもたちにとっても身体に障害をお持ちの方にとっても、乗り降りが安心になります。
上大岡駅は、前回の記事に書いたように、国がホームドア設置の基準に定めている利用客数の多い駅です。
私たちが調査した午前10時以降でも、利用客のみなさんがいらっしゃいました。
目をつむってみると、立っているそばを電車が走り抜ける時に、ホームドアがあれば安心だなと実感しました。
視覚障害者の生活と権利を守る会のお二人に加えてもう1名で視覚障害の方が3名も参加してくださったので状況がよく理解できました。
①プラットホームにいると、どちらに電車が入ったのかわからないことがある。
②ドアが開いている位置は、電車の車体に白杖で実際に触って確認する。
③列車の長短がわからず、電車の前に下りてしまうことがあった。
④階段と間違えて、線路に降りたことがある。
などなどです。
上大岡駅助役さんも安全のために同行してくださいました。
また、改札からの導線で、エスカレーターには行けなくなっていて、これがバリア・フリー法によるものであることがわかりました。
「視覚障害者が、エスカレーターで事故にあった事例があるのかと国土交通省に問い合わせたがそのような事例を明らかにされることもなく、乗れなくなっている」と視覚障害者の生活と権利を守る会の方から、これまでの取り組みについても教えていただき、さっそくはたの議員が調査を約束しました。
「高齢になってきて、階段がきつくなったが、エスカレーターに乗れない」との訴えは切実です。
また、混雑を避けるために上り階段と下り階段が分けられていますが、視覚障害者には判断ができないうえに、移動して行くと手すりが障害になっていました。
ここで、明らかになったことをまとめて、日本共産党港南区委員会として京急本社に要望を出すことにしました。