8月15日終戦の日、NHKのドラマ「15歳の志願兵」をご覧になったでしょうか。
深い内容に感動し,多くの方に観て頂きたいと思いました。
太平洋戦争が開始されてから1年半後、すでに各地での日本軍の玉砕が報じられており、少し冷静に考えれば、日本の敗戦の色が予想され始めていたころです。
1943年、旧制愛知一中で全校生徒による決起集会が開かれ、全校生徒700人が、志願して「戦争に行く」事を決めました。
作り事ではなく,実話を元にしたドラマだということです。
旧制中学校の3年生15歳の男子生徒たちが、国家の戦争遂行の中でも友情を育み、学び悩む姿が描かれていました。青年へと成長していくたくましいけれど少し少年のあどけなさも残る彼ら。学校は彼らに「死ぬ事」を教えます。
そして、「僕が志願しなければお父さんが非国民になってしまう」との我が子の言葉を耳にした親の苦悩に心が張り裂ける思いになりました。
演じた若手俳優たちが同じ年頃の当時の若者の思いをよく学んでこの作品に取り組んでくれたんだろうなと感激しました。
是非とも再放送してください。さすが、NHKです。