港南区役所会議室をお借りして、「区づくり推進横浜市会議員会議」が開かれました。
土砂災害警戒情報が出されて、避難勧告が発令された地域などの報告もされた後、会議は進みました。
会議が終了した時刻に、丁度激しく降っていた雨が一時上がりました。
急に青空が見えてきたと話していたとき、虹が南の空に見えました。
久しぶりにきれいに弧を描いた虹を見ました。区役所の南側は、空が広いのです。
区役所のそばには、横浜刑務所が戦前からあります。周りは住宅街で、高い建物はありません。
この横浜刑務所には、戦争中に治安維持法で逮捕された受刑者も多く集められていたことがあります。それは、南洋の地の基地建設にと送り出す受刑者を集めていたことがあるからです。
そのことを、横浜刑務所をみながら、改めて思い出しました。今日の新聞に、治安維持法で、２度逮捕された西川さんという大阪にお住まいの方の証言が載っていました。
共産党員ではなかった西川さんは、２度も逮捕されたことから「当時の戦争の状況を考えると、特高(特別高等警察)のような弾圧がなければ、あんな戦争をすることはできなかった」と語っています。戦争に反対しているのではないか、戦争反対のビラを持っているのではないかとの疑いがかけられただけで逮捕されています。
特高の取調官は「天皇陛下のいうことを聞かないやつを殴り殺してもワシには責めがない」と西川さんに激しい拷問をしたのです。
西川さんのような治安維持法の犠牲者に対して国はいまだに謝罪も賠償もしていません。
横浜刑務所に全国から集められた受刑者たちは、トラック島の日本軍の基地建設に連れて行かれて戦争の犠牲になりました。横浜刑務所の中に戦争犠牲者の碑がありますが、囚人のことは詳しくは書かれていません。受刑者のことは戦後、横浜刑務所刑務官を務められた方々の尽力もあり、日野公園墓地に建立されているそうです。(まだ、私は見つけていません。一人で墓地で探すのが怖いので)
緑生い茂るトラック島で灼熱の中、重労働を強いられ、餓死、米軍の攻撃で命を落とした人たちのことを考えると、虹を見ながら胸晴れぬ思いになりました。
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毎日暑いですね、ちょっとひんやりした場所で休めた...
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