ついに名実共に全員喫食になった大阪市の中学校給食。
現在は、民間調理業者が調理したものを、国の衛生管理基準に基づいて、おかずは調理後すぐに10度以下に冷却。盛りつけて冷やしたまま学校へ。
汁物は保温食缶を使用して65度以上の温かい状態で学校へ。
ご飯も個別の容器に入れたまま65度以上を保つ保温コンテナで学校へ。
学校の配膳室に届けられたら冷蔵庫と湿温蔵庫で温度管理をして食中毒を防止して、衛生的に管理しています。
自校調理ならこのような手間は必要ありません。
2015年度の大阪市において、モデル事業として小学校で調理した給食を中学校に配送する小中親子方式を1校で実施しているのと、小中一貫校3校では、自校調理方式で給食を実施しています。
今後は、5年から6年でと市長が発言していますが、親子方式か自校調理方式での実施を検討しているということです。
大阪市がここまで来たら、川崎も大きく前進するし、横浜だけが、教育としての学校給食を実施しない遅れた政令市になってしまいます。
格差と貧困が広がる中、どの子も健康で文化的に成長できるようにとの、自治体の責務が問われているのではないでしょうか。
給食でもない配達弁当を、公費を入れて始めようとするのは、どうみても道理の通らない状況ではないでしょうか。