3月29日(火)に、学校に保管中の雨水利用施設の放射能汚染汚泥、マイクロスポット対応除去土壌の調査を実施します。
春休みの児童生徒のいない時期に調査したいと、連絡をしていましたが、決まりました。
2011年の東京電力福島原発事故の後、横浜市立学校の雨水利用施設の雨水を溜めている雨水貯留槽内に堆積している汚染汚泥のうち、18校においては、調査で1キログラムあたり8000ベクレルを超える放射能濃度が検出されたので、横浜市は、全校の雨水利用施設の利用をやめて、上水を利用しています。
横浜市は国へ指定廃棄物申請を行うために、汚染汚泥の総量と再度核種分析を行いました。結果は、18校中9校で1キログラムあたり8000ベクレルを超える放射能濃度でした。
2013年度調査では、全43校の汚染汚泥調査を改めて実施しました。結果は17校で、放射能濃度が1キログラム当たり8000ベクレルを超えていることを確認しました。
この17校の汚染汚泥は、環境省の「指定廃棄物」に指定され、学校内に保管され、現在年に一度環境省と一緒に横浜市教育委員会が保管場所のコンクリートの外で、放射線量測定をしています。
「指定廃棄物」に指定されていない残りの26校の汚染汚泥も、結局は学校に保管されています。
学校、保育園に保管中のマイクロスポット対応除去土壌の扱いについての横浜市記者発表2014年12月3日
この間の取り組みの中で、「指定廃棄物」の指定を受けていない、学校に保管されている汚染汚泥についても調査をする事になりました。また、議会での早急に学校現場から無くすべきとの追及の中で、学校に保管するようにと決めた健康福祉局対策本部に教育委員会からの働きかけが行われ、対策本部では重い腰がやっと上がった感じです。
また、雨どいの下や道路の側溝等、ごく局所的に周辺より高い放射線量が測定される、いわゆるマイクロスポットについても、学校、保育園で見つかったところのものは、施設内、つまり学校や保育所内に保管されています。