本日午前中、市庁舎5階の緊急対策チーム室において「第32回横浜市放射線対策本部」が開かれました。
傍聴を求めたのですが、内部の会議できないということで、午後、会議での内容について担当課長から説明を受けました。
会議の結論は対策本部統括本部長の渡辺副市長から、
学校など(保育園も含めて)に保管されている指定廃棄物など(8000ベクレル以上、8000ベクレル以下、マイクロスポット除去土壌)について、学校外での保管についての検討を始める時期であろう
という結論がだされたということです。
まず会議では教育長からのおおむね次のような現状報告があったとのことです。
今ドラム缶で保管している雨水利用施設の汚泥で8000ベクレル以上の指定廃棄物やそれ以下の汚泥の保管状況については安全に保管されていると思っている。その一方で、保護者の方から、不安の声が上がっていることも承知している。
3月の本部会議について、私は常任委員会で質問しましたが、今後も各学校など、汚染汚泥が見つかった場所で安全に保管・管理するということでした。
これは、
2012年「事故由来放射性物質により汚染された廃棄物の処理等についての対応」が話し合われ、廃棄物等の保管については、引き続き施設管理者が施設内で適切に行うことを原則とする」
と決め、
「また、調整後、指定申請を行った廃棄物についても、国に引き渡すまでの間、適切に保管する」
としてきたために、ずーっと、子どもたちのいる学校や保育所等に保管されていたのです。
しかし、この取り決めには
「その他、これらの整理に該当しない状況が発生する場合については、放射線対策本部にて検討する」
となっていたのです!!
そうです。この「整理」に該当しない事態が発生したのです。
それは、国が、処分の見通しが立っていない汚染廃棄物について、暫定的な対応として、今あるところに安全に管理するとなっていたのですが、実際は最終処分場もできない、これでは、今後も恒常的に管理することになってしまうというなかで、
これは、話が違うでしょう。暫定的だから、学校などに保管しておいたのに、え?今後も?恒常的?
これは何とかしなければと、移動先も含めて検討を始める時が来ていると、副市長が発言されたのではないでしょうか。
私たちは、調査もし議会でも、子どもたちのいる学校などからの移動について取り組んできましたが、
今日の会議では教育委員会から、「学校・保育園の放射能対策 横浜の会」の市長への要望書が資料として出されたのです。
先日の、教育委員会との懇談と申しいれで手渡したあの要望書です。
横浜市、大きく動いて!子どもたちのために。