11月11日(月)、JR関内駅の近くで先月行った韓国カジノ視察報告会には全市から160人を超える方が集まり満席となった。
第一部では、視察に参加した古谷やすひこ副団長、北谷まり議員が報告を行い、会場からの質疑に応えた。
IRは賭博場に誘導する装置
北谷議員は、仁川国際空港の近くにある東アジア初と謳っているIR型カジノ「パラダイス・カジノ(外国人専用)」について報告。
「空港を降りると、いたるところにこのIRカジノの宣伝看板があり、外国人観光客を誘導しているが、
「カジノ内には、ATMや外貨両替所、無料のドリンクコーナー、レストラン、休憩コーナーなどがあり、カジノに来た客が、カジノの外に出ずにギャンブルし続けられる条件が整っていた」
「IRは賭博場にお客を誘導するための装置にすぎないことが、はっきりと確認できた」と述べた。
質屋、風俗店が目立つ町
カジノができて自殺者が急増
古谷議員は、韓国で唯一韓国国民が入れる江原ランド・カジノについて報告。
「江原ランドのふもとの町は、質屋や風俗営業店、ラブホテルが目立ち、金貸し業者があちこちで客引きをしていた」
「カジノに続く歩道には、質草となった車が100台以上置かれていた」
「現地のヒヤリングでは、カジノが開業してから自殺者が急増し、ほぼすべてのホテルで自殺者が出ているとのこと」
「人口は減り続けている」とカジノのある町で目の当たりにしたことを報告。
都市部にカジノができたら
「江原ランドは、ソウルから電車で4時間の離れたところにある。」
「地元住民へは月一回の入場規制などをしているが、カジノの負の影響は大きい。」
「現地ヒヤリングで、都市部にカジノをつくるのは絶対にやめた方が良いと言われた。」
「横浜の山下ふ頭にできれば大変なことになると実感した」と報告。
韓国カジノ視察報告のPDF版はこちら「2019年10月韓国カジノ報告書.pdf」
当日の動画は、以下の党市議団ホームページに掲載。
http://www.jcp-yokohama.com/archives/21980
住民投票直接請求運動交流会
…市内各地から発言
第二部では、最初に、カジノ誘致反対連絡会の菅野事務局長が、これまでの市内におけるカジノの是非は市民が決めると進めている運動を報告された。
次に、各地の住民投票条例をめざす運動の交流が行われた。
受任者を集めるために毎週土・日に宣伝行動を行っている報告や、区選出の議員との懇談を行った経験などが語られた。
進行は、みわ智恵美が務めた。