2月10日、日本共産党横浜市議団は、2020年度予算議会に向けての市政懇談会を開きました。
47人が参加しました。
カジノ推進4億円など市民の願いに逆行する新年度予算
あらき由美子団長(南区選出)が、2020年度横浜市予算案の特徴を説明し、一般会計(1兆7,400億円)のうち、市民の運動と9人の党市議団
の取り組みで前進した施策として、小規模事業者向け融資枠の拡大(前年度1.7倍)、認可保育所定員の1382人増、防災スピーカー増設58か所、
地域交通サポート事業の実施地区数拡大、JR関内駅など4つの駅でホームドアが設置されたことなどを紹介。
一方で、市民が反対するIRカジノ誘致推進に4億円の予算が付けられ、ハマ弁に固執し、新市庁舎整備70億円、高速道路256億円など不要不
急の大型事業には相変わらず大盤振る舞いが目立つと指摘。
市民が求めている福祉、子育て・教育、防災、生活道路の改善など切実な要望に応えきえていないと述べました。水道料金、敬老パスの値上げを許さないたたかいを市民と力を合わせて取り組むことと、予算審議を通じて、市民むけ施策が充実されるよう、全力をあげる決意が語られました。
敬老パス値上げ止めて!
カジノじゃなく中学校給食を!
市民活動支援センター残して!
…など会場から14人が発言。
・敬老パスについて…値上げやむなしとする、横浜市の説明は机上の計算だと思う。
実態を見ていない。40年以上市民税を払ってきた。
せめて高齢者になったときの公共交通の支援ぐらい、手厚くしてほしい。値上げは困る。
・区が使える予算について…18ある各区の抱えている問題は様々。
現在1区1億円しか独自に使える予算が無いのは問題。
もっと増やすべき。
・防災・がけ地対策について…命に危険を及ぼすがけ地が市内で1300か所以上あるが、対策は3年間で数十件しか進んでいない。
今回、予算も2億円程度しかついてない。逗子で悲惨な事故が起きたのだから、もっと防災に本腰を入れてほしい。
・再生可能エネルギーの促進について…太陽光発電の補助が無くなってしまった。
蓄電池なども含め、もっと普及するよう市として施策を充実してほしい。
・カジノじゃなく中学校給食を…他都市でやっている中学校給食をいまだにやらず、他都市ではやらないカジノを進めるのは本当におかしい。
・市民活動支援センターの継続を・バリアフリーの予算を増やしてほしい・排気ガスなどの公害対策を・作業所などの給料を増やし、
市は作業所が作成したものを積極的に購入してほしいなど、会場から14人が発言しました。