前回のブログの続き
原子力発電所と横須賀の原子力艦船学習会に参加し、今野宏先生(元横浜国大講師・物理学)のお話を聞いた。
高校で学ばないできた物理学。勉強しておけば良かったかなとちょっと、後悔している。
先生は、今私たちを取り巻いている現実、福島第一原発事故がもたらしている危険、抱えている問題を大前提に考えていきましょうとよびかけられた。青森県六ヶ所村に最終処分場があるといかにも、放射性のゴミが処理されているようなイメージを持たされているが、使用済み核燃料の行き場はもう無くなっているから、原子力発電所の中の建家にプールがあってそこで冷やされているということ。大震災で電源を失って、このプールの冷却も出来なくなって爆発が起きていることなど、原発のどうしようもない悪循環を思った。
また、今原発を止めても、安全に管理できるかどうかということも深刻であると言われた。ああまた、電気を生み出さないのに大きなお荷物としてお金がかかる。。。
そして、この夏のエネルギー問題では、「今、止めている火力発電所、例えば久里浜発電所は5基全部が止まっているが、2基はすぐ動かせるのだから、運転再開するなどしていけば、原子力に頼っているのは15%であり、この夏は充分に越えられる」という先生の言葉に、熱中症の危険があるのにエアコンを我慢している、高齢者の皆さんや小さな子どもさんのご家庭に、早くこのことを伝えてあげたいと思いました。
そして、政府こそが、「みなさん、28度や29度設定なら、電力需要は大丈夫ですよと言ってほしい。
熱中症の危険を人質に原発へ戻そうとしている政治屋にだまされるのはもうごめんです。
神奈川県の水道水は今各行政が随時調査しているので安心ですよと言われほっとしましたが、一方で、水も、空気も食べ物も安心できない福島の子どもたちをなんとかしてあげたいとなおいっそう思いました。