みわ智恵美

三輪 ちえみ
日本共産党横浜市会議員
駆けある記

生活相談の中で

2014年8月2日

先日、夕刻に事務所に突然青年がきました。
事務所を閉めて帰るところでしたが、大変困った様子なので、中へ入ってもらい話しを聞きました。

一ヶ月前に会社を解雇されて、寮も追い出された。点々としていたがもうどうにもならなくて、もやいの相談センターフリーダイヤルにかけたら、「ここは東京だから対応できない。生活にこまったらの相談は共産党にするといい」とアドバイスを受けてここに来たということでした。

37歳の青年で、住むところもないということなので、寿町にある「はまかぜ」に行くことをまずすすめた。

すると、すでに区役所に相談に行って、「はまかぜ」をすすめられていたとのことでした。

いますぐ共産党が何かできる状況ではないので、まず寝る場所を確保し、食事をきちんととって、仕事を得るための準備をするためにも同じアドバイスであることを告げて、明日区役所に行って、もう一度「はまかぜ」に入りたいと告げるようアドバイスしました。

彼も街角に貼ってある共産党のポスターを見てここの場所を知ってに来たということでした。

最近ポスターを見て連絡してこられるというのはよくあります。なんでも相談ですから、頼っていただいて大いに結構です。

しかしです。共産党についてこんな誤解はないだろうかとの話しが、鶴見区の古谷議員から出されていたので、紹介します。

    「共産党に頼めば生活保護が取りやすくなると聞いたんだけど?」
    「それで、アパートを借りるとき、共産党さんは保証人になってくれるの?」
    「いま食べ物も食べられないんだけど、共産党でお金を貸してくれるの?」

    これらは誤解です。基本的にできません。

    何か法律をすっ飛ばして、生活保護をとらせることができません。
    あくまでも、法にのっとって制度を活用することをお手伝いします。

    日本共産党として、お金を貸したり保証人になることはありません。

私のところでもこの国でくらす人の上に、憲法25条が力を発揮していないと実感することが度々あります。憲法がこの国にはあるのに、この国の政治は役割を果たしているのかと大いに疑問を感じることもあります。
しかし、ご本人の力を信じて一歩ずつ前進するお手伝いをしていくことが,大切だということも実感します。


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