みわ智恵美

三輪 ちえみ
日本共産党横浜市会議員
駆けある記

保険料の値上げ議案にー2016年後期高齢者医療広域連合議会第1回定例会で質問と討論しました

2016年3月28日

今日は、横浜ガーデンホテルを会場に、2016年後期高齢者医療広域連合議会第1回定例会が開かれました。本日は、港南区からは12人も傍聴に来てくださり、全県からの傍聴もあり、傍聴席が定員いっぱいの30人を超え、共産党の同僚議員は、傍聴がかないませんでした。こんなに傍聴が多かったことはなかったかもしれないと言われました。それだけ、保険料値上げや特例軽減措置の廃止は大問題だということです。安倍政権の社会保障改悪がここでも県民を苦しめることになります。

sono2私は、ひとり15分の持ち時間の中で、一般質問、議案関連質問、議案に対する討論、陳情に対する討論と、4回登壇しました。

正確には、議案関連質問で、広域連合長に再質問をしたので、5回の登壇でした。

時間超過で言えないことが出てはいけないと、昨日から今日の午前中まで、これまでに準備してきた質問や討論などを、何度も読んでみました。時間配分はうまくできたと思います。

会場がホテルで、写真はフラッシュをたけないので、暗いです。

一般質問では、

今、後期高齢者医療制度をめぐって重大なことは、低所得層が圧倒的多数(所得200万円未満が約9割)であるにもかかわらず、低所得層に対する特例軽減措置を廃止しようとしていることです。

特例軽減措置の均等割9割軽減や8.5割軽減が本則の7割軽減にされたら、保険料は、3倍あるいは2倍になります。

これらの問題で質問をしました。

議案関連質問では

今議会の最大のテーマである、2016年・2017年度の後期高齢者医療の保険料を決定する条例改正案を取り上げました。

埼玉県広域連合では、保険料の据え置き・引き下げが実行されました。ところが神奈川県では、1人当たりの平均保険料額を1、421円、1.6%も増やして91,585円とするのです。

また、保険料値上げという重大な定例会でありながら、神奈川県では、開催が市町村議会の議決後になりました。

近隣の東京都(1月27日)、埼玉県(2月19日)、千葉県(2月10日)は1、2月開催と、いずれも市町村議会の議決前に行われています。

神奈川県でも、保険料改定の年には、いずれも、市町村議会の議決前に開催されてきた経緯から見ても、今回の開催は極めて異例です。広域連合議会の存在自体を否定するもので、議会軽視も甚だしいと言わざるを得ません。

議案に対する討論では

後期高齢者の方々は、8%への消費税増税,医療・介護の負担増、年金切り下げなど、国の政治によって悪化する厳しい生活の中から保険料を納めていますので、保険料上昇は生活をさらに圧迫し、精神的にも追いつめるものとなること。

特に所得の低い人にも値上げを押しつけるやり方に、市民の中からは「貧困を拡大することになる」と怒りの声が上がっていることを紹介し、もっと保険料を引き下げる努力をすべきと述べました。

保険料の引き上げを回避し、口頭陳述を求める陳情が出されましたので賛成討論をしました。賛成は私一人で、否決されました。

他の会派の質疑も討論もなく、他の会派のみなさんの考えが分からなかったのが残念です。


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