国が、芹が谷2丁目の国立南横浜病院跡地を、民間建設事業者に売却したらしいとの情報で、市の建築局に問い合わせた。
そこで112戸の一戸建て建設を行う「芹が谷開発」ということが分かったのが12月14日。
計画が出されたまさに当日だった。
写真に見える道路右側の、幅50センチほどの部分より内側に住宅建設をする計画案となっている。
この道路は、港南区と南区を繋ぐ道路で、車の往来は激しい。
あくまでも計画であると言う図面を見ると、まさかと思う計画。
これまでの歩道の無い道路のままで、住宅建設がめいっぱいに行われようとしている。
このままではこの新しい住宅街から歩いて、子どもたちも住民も、安心して学校などに行くことも出かけることもができない。
目の前にある保育園にだって横断は危険すぎる。
私たちはそこで、区役所と教育事務所に連絡を入れた。
これまで私たちが要望してきた歩道整備をしなければ、危険きわまりない通学路になると。
港南区役所は、早速建築局を通じて事業者に対して「周辺住民への丁寧な説明を行うとともに、歩道整備等の歩行者の安全確保など、真摯な対応」を求めていただいた。
教育事務所は連絡を入れた翌日に現場を見に行った。
住民説明会はこれからだ。
建築基準法で、この規模の開発の場合、最低でも2回以上の説明会が、求められている。
住民からの質問や要望を聞き、それに対してどう応えたのか。議事録提出が求められている。
しかし、事業者による計画の説明は、周辺50メートル範囲内。
そこだけだと、何軒もない。
芹が谷のまちで新しく住民になる方々に、この街にきて良かったと思ってもらいたい。
建設事業者には、売れてしまえば「はい、それまでよ」ではなく、新しく芹が谷の住民になる皆さんに安全安心の住まいを提供していただきたい。
開発地の中だけではなく、街づくりに参加していただく見地から取り組んでもらえるよう私も頑張る。
区役所も、学校教育事務所も、対応が早く、安心の街づくり安全な通学路確保へと頑張っていただいている。