4月10日(月)教育委員会が、常任委員会の委員と北部汚泥処理資源化センターの地元鶴見区の議員を対象に現地調査が企画され、調査に行った。
私は、地元の古谷さんと常任委員会で副委員長を務める白井さんと一緒に行った。
海に面した、北部汚泥処理資源化センターの中に、保管庫が建設された。建設費用は3200万円。運搬や、雨水利用施設からの切り替え費用など、東京電力に費用負担を求めていくということ。
通常をはるかに超える耐震性があり、4.9mの津波でも安全とのこと。
ちなみに、センターの海抜は1mとか。資源循環局に改めて調査することにする。
雨水利用施設の沈殿池から採取した汚染汚泥で8000ベクレルを超える指定廃棄物は、3月29日に移設完了を環境省に報告したとのこと。港南台ひの特別支援学校のドラム缶もあった。
また、8000ベクレル以下の汚染汚泥や学校保育園で採取されたマイクロスポットの土壌等は、東京電力に費用負担を求めていく。
写真は、雨水利用施設の汚泥の内、8000ベクレル以下のもので、産業廃棄物名が付けられている。
3.11東日本大震災での福島原発の放射能過酷事故により、マイクロスポットとなる可能性がある場所の清掃をして、土壌等を取り除いて測定した保育園は、324園。
目安値を超えていたのは14園。そのほかの一度も空間線量が、目安値を超えなかった土壌等は、埋設処理された。
ところで、当初は市の目安値以上の空間線量であった学校や保育園のマイクロスポットの土壌は、遮蔽したうえで保管をしてきた。写真は上永谷保育園のものも。
しかし、学校(4校)と保育園(5園)のマイクロスポットの土壌等は、その後の再測定で、本市対応の目安値を下回ったとして、埋設処理された。
この土壌については、掘り返して移設対象とすることはしないということだ。
しかし、いったん、目安値を超えたものとしては、今回移設されたものと何ら変わるものではないので、私たちは、この埋設土壌は掘り返して、この保管庫に移送するべきと主張している。
下の写真は自主保管されていた、港南台第二小学校の土壌。
当初線量が地上1センチで0.27マイクロシーベルト、50センチで0.13マイクロシーベルト。一度も基準値を超えていないが、自主保管されていたので、移設となった。
埋設処理されず、学校や保育園に自主保管してあったものは、今回移設されたのである。
一度も、市の目安値を超えていないとされる残る297園(310園だったが、園がなくなった?)の土壌等について、市民は、これも掘り起こして移設するべきと求めている。
この声に応えていくべきではないか。