8月2日に行われた横浜市教育委員会での特別な教科「道徳」教科書採択の中で出された意見を紹介したいと思う。
まずは、大勢の傍聴希望者を、会館内に押し込めて、じっと聞き耳を立たせると言う、教育委員会の市民に対する失礼きわまりないやり方に抗議する。
他の教育委員会では、いつのの会議室から広い会場に委員会議が移動して、多くの傍聴を可能とするように努力がなされた。
横浜市も、開港記念会館を傍聴希望者のために準備するということはした訳であるが、それならば、開港記念会館で会議を開催すれば良い話である。
市民の熱心な教育行政への高い関心を削ぎ落すやり方は大問題である。
そして、採決にあたっては、無記名でやるというのは、無責任で、大事なことを闇の中に入れるというものである。
来年は中学校の、道徳教科書の採択が行われる。更に関心が高まる訳で、それに応えるのが、教育行政の役割である。
そもそも、道徳の教科書をつくり、評価まですると言う安倍政権の、歪んだ教育観が問題であるが、それにしても、採択ぐらい、公平で、透明性を持って説明責任を果たすものとするべきである。
記名で、投票し、自らの責任を明確にする採決を実行するよう求める。