私のまちの生活保護〜議員としてのチェックポイント〜
お話しくださったのは横浜市旭区の福祉保健センターの横山秀昭さん。
私のまちの生活保護について
①まずはアクセス。
・ホームページからの検索のしやすさ
・ホームページ上の生活保護の説明は
・生活保護の栞の内容は
・相談窓口のわかりやすさ
以上の点から迫ります。
長野県のホームページは如何でしょうか。「1日も早く自分の力で」これができるの?と思わせる。
また、生活保護を受けるための申請に条件はないのに、あれこれかかれている。
さて横浜市の場合は
保護のしおり
生活保護制度について「家族全員で協力し、次のようなあらゆる努力をしても・・・」微妙なニュアンスがある。
ホームページのチェックポイント
検索については、何回で生活ほおgに辿り着けるか。
「申請の前に〇〇をしてください」という記述がないか。これは必要ない。
扶養義務がー用件のようになっていないか。
保護のしおりチェックポイント
連絡先の明記・無差別平等や権利性がさきに明記されているか。
保護の程度や種類の明記
資産の活用が強調しすぎてないか
資産ー家屋は処分してくださいと書いてないか
相談窓口は「生活保護の相談窓口」と明記されているか。
生活困窮の実態を把握する内容になっているか。明日は死のうかと思っている人が来ているかもしれない、ねぎらうしせいがあるか。
社会福祉職などの専門家を配置しているか。プライバシー確保。
申請後14日以内に開始決定期間となっているか。
相談支援について
①福祉事務所の実施体制
80世帯で1人配置。
②生活保護ケースワーカーや査察指導員の経験年数。引き出しをたくさん持つこと。少ない人はたくさん持っている人に相談できること。
③生活保護ケースワーカーの資格と採用について
社会福祉主事は社会福祉法で規定。
④生活保護ケースワーカー採用と専門性について
生活保護ケースワーカーの経験年数はどうか。全ケースワーカーの75%が社会福祉主事の資格を有している。
近年は、社会福祉の専門職採用をする自治体が増加傾向。横浜では50年前から、社会福祉職採用。生活保護の現場は管理職も含めて100%社会福祉職。他の福祉現場はソーシャルワーカー(SW)は100%社会福祉職。現在1500人の社会福祉職が働いている。ほとんどのSWは、社会福祉士または精神保健福祉士の資格で就職しているので専門性の基礎部分ができている。
相談支援について
⑤要保護者の立場や心情を理解し、そのよき相談相手であること。
要保護者の個別的、具体的事情に着目し、決定実施は具体的妥当性を持つものとすること。保護の決定実施にあたっては、要保護者それぞれの持つ様々な事情を十分に把握するとともに、それらの点に着目した実施要項の引用を行うなど、その個別性、具体性に即応した妥当な取り扱いをしなければならない。
横浜市が緊張感を持って、しかも要保護者にはねぎらいの気持ちを持ってあたっていると言う現場の声が聞けて良かった。