北綱島特別支援学校は上菅田特別支援学校(保土ヶ谷区)の分教室とし、
閉鎖時期は定めず、希望する新入生を受け入れていく
横浜市教育委員会は、第3回市会定例会で、2018年度末閉校予定の北綱島特別支援学校(港北区)を、上菅田特別支援学校(保土ヶ谷区)の分教室とし、その閉鎖時期は定めず、希望する新入生を受け入れていくとの方針を明らかにした。
当初方針は在校生が高等部を卒業したら、閉鎖だった。
生徒数が増えているのに閉校はありえない。
日本共産党横浜市議団は、当初から「生徒数が増えているのに閉校するな」
「保護者からの存続を求める声を受け止めよ」と、
本会議や委員会の場で、閉校方針の撤回を求めてきた。
今回の方針変更は、保護者の思いが一部届いたものと云える。
「新入生受け入れるなら学校として残して」保護者説明会で
しかし、分教室は、市立学校条例に規定がないため、教職員や事務員の明確な配置基準がない。
校長も配置されない。
私は、9月30日に行われた保護者説明会を傍聴させていただいたが、
保護者からは、管理職や教職員体制に対する不安や、エリアを区切って新入生を受け入れるならば学校として残して欲しいといった声が上がった。
「保護者の気持ちを受け止めて、閉校方針そのものの撤回を」決算審査で党議員団教育長に
10月11日の決算審査で、党市議団は、法的根拠づけのない分教室にする意味はなく、保護者の気持ちを受け止めて、閉校方針そのものの撤回をあらためて要求。
岡田教育長は「保護者の思いを受け止め方針の一部を変更したが、旭区に新しく設置する特別支援学校の開校に伴う分教室への移行方針については、ご理解を頂きたい」と閉校方針に固執する答弁。
◇週刊ニュースは、PDF版は上記からダウンロードして、ご自由にお使いいただけます。なお、ご使用の場合には市議団までご一報いただけると幸いです。