タイトルの言葉は、滋賀県野洲市の「野洲市くらし支えあい条例」の第3章 生活困窮者等への支援等の(生活困窮者等の発見)である第23条の条文だ。
条例を読んでいて感動する言葉は色々あったが、ここは震えた。
そして、この条例の最初には、市長の言葉で
「市民共通の願いは、健康、安全、幸せです。」
とある。
野洲市くらし支えあい条例には、日本国憲法の第13条や14条そして、15条の精神が、宿っていると感じる。
野洲市債権管理条例を担当されている納税推進課の債権担当の職員さんがこの笑顔。
ご本人もこの配属が決まった時、内心は「徴税の仕事は市民から嫌がられる」と思われたそうだが、仕事をしていると、市民から「ありがとう」と感謝されて、嬉しかったと話された。
それも、市民生活相談課さんあってのこととも。
困っているなと分かれば、相談課へと安心して繋げることができるから。
そして、この市民生活相談にあたっておられる消費生活専門相談員であり消費生活アドバイザーを務めている課長補佐の方は、
「せっかく公務員なんだから、市民の役に立つ仕事がしたい。」と語られた。
この言葉は本来ならば、公務員全員が普通に抱いている思いではないだろうか。
ところが、そうはできない、ならない事態が、現場では起きているのではないか。
また、この言葉が、すっと出てくる環境が野洲市にあるのは市長の姿勢にある、と思う。
「税などを滞納している人の話しなんか聞く必要ないとの声もあるが、市長は『くみ取れ』と言い、『生活再建で、納めてもらうようになる』そして、『目の前の人を救えない制度はダメ』」との言葉を紹介してくださった。
道理にかなった感動の言葉だ。
公務員の皆さんは、きっと、そう思っておられると思う。
学んだことを私自身も、現場で、質問で、しっかりと生かしたい。
写真で人数が多いのは、磐田市の共産党議員の方々と一緒にお話を伺ったので。