三溪園は大丈夫?!常任委員会の質問で
今回、文化観光局から「三溪園保勝会」についての報告がされた。
私は、現在の三溪園が、大勢のボランティアに支えられて、何とかなっているような気がしてならなかった。そこで、報告された今後の主要目標となっている「業務・組織の改革」について質問。
「文化財修理に対して高い専門性を持った職員の採用及び研修、指導」「保存修理及び維持管理の専門性を高める」についてである。
どのような専門職を雇用しようとしているのかの問いに
「建築職」「造園」との回答。
現在は何人いるのか
「建築職はゼロ」!「造園職は3名」!
しかも、建築職は3年間ゼロである。
かつて、三溪園の庭師を務めていた方から、庭師は6名いるというお話を伺ったのは30年近く前だった。
なかなか、高度な専門的技術を持った方の雇用ができないとのことだが、
外国人観光客の誘致に向け、ホテルコンシェルジュへの営業活動やクルーズ船へのセールスを積極的に行ったということだが、まさに実態は、ボランティアに頼る、綱渡り的事態ではないだろうか。
日本の建築職を粗末に扱ってきた自民党の政治が、横浜の三溪園にも影を落としている。
何とかしなくっちゃ!!