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栄区民文化センターリリスホールで、中村敦夫さんの脚本・演出による、朗読劇「線量計が鳴る」ー元・原発技師のモノローグ- が行われた。
本来は、今年の3月7日にあーすぷらざ・プラザホールで行われるはずだったが、コロナ禍で6月に延期されたが、それも叶わず、今回の実施が実現した。
諦めず、なんとしても開催しようと取り組まれた皆様に感謝・感謝。
そして何よりも、もうすぐ80歳という中村敦夫さんが、体調を整えられて元気に公演されたことに感激した。その思いは、福島を忘れさせないぞという強い思いに支えられているのではないだろうか。
中村敦夫さんは、東京生まれだが戦中に福島に疎開し、戦後は中学校まで福島で過ごされている。
その福島が福島の人々が受けた未曾有の災害事故に思いを寄せ、脚本・演出をし、自らが演じている。
じわじわと怒りが悔しさが悲しみが伝わる舞台だった。
終演後、花束贈呈は「ふくかな」訴訟原告団長の村田さんだった。
ロビーには、「ふくかな」神奈川原発訴訟団の方々が写真展示をされていた。
忘れない!福島!の思いを改めて強くした。
駆けある記
忘れない福島ー語り続ける 中村敦夫さん朗読劇「線量計が鳴る」
2020年11月9日