確かにバリアフリー化は必要
神奈川区にある三ツ沢公園には、ニッパツ球技場があり、Jリーグ・なでしこリーグ・ラグビーリーグワンに所属するスポーツチームとアマチュアが使用し、サッカーの聖地として親しまれている。同球技場は、老朽化がすすみ、バリアフリー化が十分でなく、屋根がないことはJリーグのスタジアム基準を満たしていない。
屋根掛けの検討だったはず
横浜市はそのために屋根掛け等改修を検討していたが、結論として、改修でも、建て替えでもなく、公園内に二つめの新たな球技場を整備する構想を定めた。
この構想に至る検討過程には、多くの重大な誤りがあると指摘せざるをえない。
今までの市民が使っていた施設廃止はひどい!
検討しなおしを
①新スタジアムの規模・機能、費用が全く示されていません②なぜ三ツ沢公園なのか説明がありません③整備・運営手法も未定④スケジュール感も欠落
⑤新スタジアムの配置イメージ図には、テニスコート、青少年野外活動センター、自由広場、桜山があり、整備によるスポーツ公園機能の低下は避けられない⑥新スタジアムを求める市民の声をデータで明らかにしていないなど・・・
新スタジアムについては、党市議団は、その必要性もふくめて、ゼロベースから市民参加型で検討しなおすことを強く市長に求める。
党市議団はこれらの内容を知らせる市政報告発行してきた。
発行したした市政報告。
9月7日、日本共産党横浜市議団は、三ツ沢公園の新球技場建設構想についての意見をまとめ、山中竹春市長宛に提出しました。
環境創造局緑アップ推進部の山本英部長ら2人が対応しました。
横浜市は今年6月に神奈川区の三ッ沢公園について「既存の球技場も活かしながら新たな球技場の建設について検討を進める」とする、「三ツ沢公園球技場を含む公園の再整備に向けた基本的な考え方(案)」を発表し市民意見を募集しました。
基本的な考え方(案)には公園の北東側に新競技場を建設するとして配置イメージ図が描かれています。
予定地には青少年野外活動センター、自由広場、テニスコート、補助陸上競技場、桜山があります。
申入れで党市議団は、三ツ沢公園はサッカーだけでなく、陸上競技やテニスなど市民にとって気軽にスポーツに触れることができる施設であり、自然を感じることができる、平日でも多くの市民が利用し愛されている公園だと強調。
その上で、イメージ図通りに新たな球技場が建設されれば、市民利用施設が廃止となり、桜山をはじめ多くの樹木を伐採することになる。
これは、市が三ツ沢公園の再整備の『目的』に掲げる「スポーツのできる公園の充実」「花と緑の充実による公園の魅力向上」に明らかに反していると指摘。
また、新球場の建設理由に、現状の球場だけでは「新たな利用ニーズも十分な対応ができていません」と挙げていますが、どういうニーズがどれくらいあるのかデータは示されていません。これでは新球技場建設についての是非を論じることはできないと批判。
新たな球技場については、ゼロベースから市民参加で検討することを求めました。
山本部長は「構想の時点で意見募集したのは、賛否を問わず広く多くの意見を寄せていただきたいという思いからです。
今日までに2000件の意見が寄せられています。しっかりと受け止めて取り組んでいきます」と応えました。
提出した「意見書」はこちらです。