保育の現場である認定こども園で、公金の不正受給が起こっていたことが発表されましたので、お知らせします。
記者発表資料はこちらです。
2021年10月以降、特定の職員による不適切保育が行われているとの複数の相談が寄せられていた前年度開園した市内保育・教育施設(幼保連携型認定こども園)について、横浜市は、園への立ち入り調査を経て、2021年11月及び2023年2月に文書指導を行っていました。
不適切保育と言いますが、被害の実態を訴えることのできない0歳から2歳児の幼児への虐待事件です。
特定の職員によるとされている不適切保育は、食事を完食させるため強制的に口に押し込む。午睡の時間に寝られない子どもを押さえつけるなど、無理に寝かせようとする。子どもの足をつかみ、逆さづりに近い形で持ち上げる。など、まさに虐待です。
今年3月5日に行われた市主催の保護者説明会において、職員配置や給付費などに関するあらたな疑義も保護者から寄せられたため、3月14日から特別指導監査が行われました。
調査の結果、2020年7月の開所の月から今年3月までの不正受給期間と返還額が明らかにされました。
不正受給の内容は、既に退職した職員や勤務予定のない職員を勤務するものとして届け出ていたほか、実際の勤務時間よりも多く勤務するものとして書類を作成し、給付を過大に請求するなどです。
返還される額は、54,166,450円です!
不適切保育で子どもたちを傷つけるわ、公金を不正受給するわ、あまりのハチャメチャ具合に、開いた口がふさがりません。
記者発表資料の裏面はこちらです。