みわ智恵美

三輪 ちえみ
日本共産党横浜市会議員
駆けある記

高校の授業料無償化を続けて!!

2011年9月14日

首相の交代で行なわれた民主党・自民党・公明党の3党合意で、高校の授業料無償化を震災復興のために廃止する方向を決めたということです。
高校の授業料の無償化は、先進国の中でも遅れに遅れている教育費の無償化にやっと日本が踏み出したところだったのに。
そのお金で復興と言うけれど、国民のくらしを守る考え方そのものが欠けているのじゃないですか。復興を口実に、廃止するだけではないでしょうか。もっと、削るものあるでしょう?

政党助成金320億円を、自分たちはちゃっかり受け取って、国民から助成してもらっている政党に、高校生への授業料助成をカットすることが言えるのですか?思いやりを口にする資格があるのですか?
軍事費は約5兆円、アメリカ軍への思いやり予算も約2,000億円。これを、今削って、アメリカに協力してもらうことこそ、友達ではないのですか?
それも言えなくて、どこが友達なのですか?
被災地は、被災していないときから高校への通学などの負担が大きい地域だったのですから、一番被害を受けている地域の高校生のことを考えると、胸が潰れる思いです。
震災で家族を失い、家も無くなり、孤独の中で懸命に頑張っていると思います。
高校授業料無償化は、将来の日本を支える若者が、どのような家庭の子どもであっても同じように安心して学校に通えるようにという制度であるはずです。
高校の先生から伺った話ですが。
宮城県では高校がなくなり、隣の高校まで行かなければならず、片道1時間かけてバスで通っている生徒がいること。
また、そのバスに乗る交通費がなく、通う事ができなくなった生徒がいること。
高校生が安心して学べる環境を壊すことは、将来に禍根を残します。
歴史の後退は、国民の声でストップさせましょう。



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