強い言葉で、きっぱりと言う。
うそでも、そのきっぱりとした話しっぷりが不安な世の中でたのもしく感じる?
ヒットラーが、腕を振り回し、力強く語りに語ったその姿を思い起こさせるのが、安倍氏の語り口調。
胸に手を当てたり、仰ぎ見たり、手を振りまわしていないけれど。
その政策は、国民生活を苦しめる、平和から遠ざける、国民主権を踏みにじる中味なのに、真実が伝えられない。
ジャーナリストは居ないのでしょうか。
連日、安倍首相と大手紙トップとの「宴会」が繰り広げられていました。
1月7日に、渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長と東京・丸の内のパレスホテルの高級割烹。
1月8日に、産経新聞の清原武彦会長、熊坂隆光社長とANAインターコンチネンタルホテル内の日本料理店。
2月7日に、朝日新聞の木村伊量社長と帝国ホテル内の中国料理店。
2月15日に、共同通信社の石川聡社長と白金台の高級割烹「壺中庵」。
3月8日に、日本経済新聞社の喜多恒雄社長と帝国ホテル内フランス料理店。
3月15日に、フジテレビの日枝久会長(フジサンケイ・メディアグループ最高経営責任者)と芝公園のフランス料理店。
3月22日にテレビ朝日の早河洋社長と。
3月28日に、毎日」の朝比奈社長と椿山荘内の「錦水」。
毎回、ほぼ2時間を超える長談議と新聞紙上に。
政治権力者との会食懇親の席に「権力の監視役」であるべき大新聞の社長が、首を揃えているさまは、明治・大正時代のカリカチュアに描かれそうなほど時代錯誤の事態です。
首相と新聞社トップの懇談は取材現場の記者に無言の影響を及ぼすことはないと言えるでしょうか。
政治の最高権力者が接触を求めるのは政治的な意図があるでしょう。マスメディアとしては、権力との癒着や、信頼性を損なうことを考えるはずです。
日本新聞協会が定める新聞倫理綱領は、国民の知る権利は「あらゆる権力から独立したメディアの存在」によって保障されると明記しています。自分たちで決めた「倫理綱領」に照らして疑問の声がでないのでしょうか。
美味しかったでしょうか。