日本列島を襲った台風18号は、死者3名、行方不明5名、家屋の浸水、河川の堤防決壊、土砂崩れ等甚大な被害を各地に拡げて通り過ぎた。
暴雨風雨は福島第一原発放射能事故現場をも襲っている。猛烈な雨量で、タンクの堰からの放水が行われたということだ。
しんぶん赤旗の報道によると、「東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)でタンクから大量の放射能汚染水が漏れた問題で、東電は16日、台風18号の接近に伴う豪雨の影響で、漏れたタンクを設置した「H―4」エリア(区画)北側にたまった雨水(15日に採取)からストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質(全ベータ)が1リットル当たり17万ベクレル検出されたと発表した。東電はせき内に残っていた放射性物質が雨水に混ざったのではないかとみています。」
東電は、8月に一部のタンクから汚染水300トンの漏水が判明して以降、約20あるタンク群の周囲に設けたせきの排水弁を、すべて閉じていた。これを今回7か所開いたと明らかにしている。
これまでに大雨が何度も日本列島そして福島県を襲っている。たたきつけるような雨、これまでになかった雨量の降り注ぐ雨は現場の放射能を洗い流し海へと流出させているのは,素人が考えても明らかだ。
止められるはずがない。海への流出があるという前提でこの事態に取り組まなかればならないと思う。
本当に現場の人々は必死だ。命をかけてやっている。だからこそ政府は、全力で世界の英知を集めて対応するために、「完全にコントロールされている」「私が保証します」などと言い放っていてはいけないのだ。世界中に「力を貸してください」「お願いします」と言うべきだ。
7年後に世界中のアスリート達、人々が集う時,安全安心を保障するには,口先ではなく,行動なのだ。
しかし、このような情報収集や、広報活動が、秘密保全法では取り締まり対象になれるかもしれない。自由にものを言う。知り得たことを知らせる。それが政府に都合が悪ければ取り締まりの対象にして逮捕する。
これは、日本が戦前に治安維持法で国の方針に背くものや知ろうとするもの,自由にものを言うもの、外国人とつきあったなど何でもかんでもを取り締まりの対象にして,逮捕、投獄、拷問、死刑を執行し、国民の口を封じて戦争へと突き進んでいったときと同じではないか。
今日中にパブコメを。
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