みわ智恵美

三輪 ちえみ
日本共産党横浜市会議員
駆けある記

カラスいけいけ(ごみネット)への購入補助を―予算委員会で①

2016年3月3日

3月1日(火)予算特別委員会の資源循環局の審議で、みわ智恵美は、①ごみ収集場所、生ごみ減量、②港南台駅前の公衆トイレの設置、③放射線対策費の東京電力への賠償請求について、質問しました。議員団で、発言を起こしました。3回シリーズでお伝えします。

DSCN2912■資源循環局(みわ智恵美)

みわ議員:日本共産党のみわ智恵美です。今日、よろしくお願いいたします。委員長、事前にスライド使用の許可をお願いしておりますので、よろしくお願いいたします。

ごみ収集場所の「カラスイケイケネット」購入に補助金を

最初に、家庭ごみの収集について伺います。
地域の家庭ごみの集積場所では、決められた日とは別の日に持ってきて置いていく人や、いっぱいになってネットからあふれ出ていたりなど、さまざまの理由で散乱している状況があるのをご存知だと思います。このような場合に、局としての取り組みをしているということですが、その対応する人員は事務所毎に特別に決められた人の配置がされているのでしょうか、伺います。

葛西資源循環局長:収集員がそれぞれの収集行為の中で行っておりますので、特別のそのための人員ということは決めておりません。

みわ議員:非常に重要だと思うんですけれども。
また、地域では、自治会でネットを購入し、毎日掃除をするなど、大変な努力で町の美化に努めておられます。また、環境事業推進委員の方々は日々、集積場所の美化や分別収集に取り組まれていて、地域で起きている集積場所の散乱などでも大変苦労されていて、いらっしゃった方との相談もされていると思うんですけれども、なかなかこのような中で、地域住民同士ではどうしても解決が困難な場合があります。その場合の対応はどのようにされているのでしょうか。

葛西資源循環局長:地域でのお話し合いがまとまらずに、集積場所の移動や分散が難しい場合には、地域のみなさまと一緒になって早朝から現地で啓発を行ったり、ルールの遵守を促す看板をご一緒に設置するなど、現状の集積場所の改善に取り組んでおります。

みわ議員:人の対応が本当に大切だと思いますので、そのためには事務所として、地域の問題に対応し動ける人員配置が必要だと思います。市民のために、局として、きちんとした対応ができるための人員配置を決めるべき。このことを進めるべきだと考えますが、いかがでしょうか。

葛西資源循環局長:現状の中で、さまざまな市民のみなさまのご相談にお答をいたしましたり、さまざまそれぞれの地域のそれぞれ集積場所の状況につきましては、収集員がそれぞれ把握をした中で、対応をしております。また、ご相談受けた場合についてはお答えをするというようなところについても、さまざまなご相談を受けるということについても対応しておりますので、それぞれの現状の体制の中でご相談を受けるということについては、改善をするというような対応をしているところでございまして、現状の配置の中で、今後も対応していくものと考えております。

みわ議員:今後、北仲通に1,200戸という巨大マンションが建設されるとの報道もあります。こういうところは、町中にごみを出されるということはないと思いますけれども、市内では小規模な開発も次々とありまして、まちづくりの観点からもさまざまな地域のごみ問題にしっかりと対応できる人員配置は必要だと考えておりますので、これ、求めていきたいと思います。DSCN2904_thumb.jpg

スライド(スライド1)をご覧ください。地域によっては、この写真のように、マンションの中で集積場所をつくっていて、収集日に管理組合としてごみを出すところもありますが、多くは地域の町角に集積場があります。

DSCN2912 こちらのスライド(スライド2)、これは、「カラスイケイケネット」と呼ばれているそうですが、この効果について伺います。

葛西資源循環局長:カラスや小動物などから集積場所が荒らされているものを防ぐような効果があるというふうに考えております。

みわ議員:町の美化のためには、この「カラスイケイケネット」は大変効果的で、私も町を歩いていて、劇的に町が美しくなっているなということも感じます。しかし、いまだに集積場所では自治会などで何とか1枚の布を、ネットを購入していますけれども、すぐにごみがはみ出して、カラスに持ち上げられたりで、荒らているところがあります。カラスイケイケネットを購入できる経済的な環境が地域にないということで、小さな小規模開発で出す所だけを決めたような所では、買えないわけで、ぜひとも、今、局長が言われたように、カラスをはじめとする小動物を寄せ付けないためにも、欠くことのできないカラスイケイケネットじゃないかと思いますので、これを購入する費用の補助に取り組むことが必要だと考えますが、いかがでしょうか。

葛西資源循環局長:購入費用の助成ということでございますけれども、厳しい財政状況の中で助成というものは困難だというふうに考えております。先ほどお話しましたような資源集団回収などの財源を当てていただくなどの工夫をそれぞれお願いしているところでございます。ごみ集積場所の問題が改善するように、日頃からごみ集積場所の維持管理をしていただいている地域の方々と収集事務所が連携をして、さまざまな工夫を行いながら、引き続き集積場所の改善に取り組んでまいります。

みわ議員:新しい小規模開発では地域の町内会にも入られないという場合もありますので、本当に細かい対応が必要だと思うんですけれども、

DSCN2913このように(スライド3)カラスイケイケネットをやってもあふれて蓋がしまらないとか、

 

 

 

DSCN2914.jpg

このように(スライド4)脇にどんどん多くて置いていくということで、これではせっかくこのネットも容量が不足して、カラスの被害にあい、困っています。

 

 

横浜市では、ごみを集積場所まで出すことのできないひとり暮らしの高齢者や障害をお持ちの方にとって、玄関先までごみを取りに行く「ふれあい収集」を実施されていますし、また道幅が狭くて、ごみ出しが不便な地域では軽四輪車による狭あい道路収集を実施されております。

DSCN2912ただ、ごみが集積場所に出されましたら、それを収集していくというだけではなく、市民の状況にあわせた対応をして、健康で清潔な美しいまちづくりということで、努めていらっしゃると思うんですね。こういう立場からも、ぜひともカラスイケイケネットも効果的な運用や強化のために、購入費補助を検討すべきだと改めて伺いたいと思います。いかがでしょうか。

葛西資源循環局長:集積場所はご利用になられる方々で場所を決めていただいて、直に行っていただいているところでございます。収集の際にカラスなどによるごみの散乱がある場合には職員も清掃を行っております。収集場所に関するお困りごとについては各区の収集事務所で相談を受けておりまして、排出曜日を守らない方が多いというような場合には看板を設置する、また、ごみをはみ出してしまう場合には集積場所を分散する、そういったような改善事例をお伝えをしているところでございます。先ほど来申し上げておりますように、現状の中では購入費用の助成については困難というふうに考えております。

みわ議員:購入への補助、ぜひ検討していただくことを求めます。


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